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物理療法機器の特性を引き出しながら利用

事例紹介

2014.11.14

物理療法機器の特性を引き出しながら利用

町田整形外科様 導入事例

患者さまにとって何が大事かを考えた治療

東京都町田市、通勤・通学で多くの人が利用する町田駅から徒歩10分ほどの場所に位置する「町田整形外科」。一般的な整形外科の他に、スポーツ整形外科、リハビリテーション科などを設けています。 「子供からお年寄りまで、さまざまな方のニーズに応えるリハビリを行いたい」という院長の高江洲真様。そのために、理学療法士とともに患者さまそれぞれに合ったアプローチで治療を行っているそうです。 「スポーツのリハビリにも力を入れていますが、アスリートレベルの人と一般の人では求められるレベルが違います。患者さまごとに求めるものが違うということを前提に治療を行っています」(高江洲様)。また、スポーツを続けながらリハビリを行えるようにすることも重要だといいます。「例えば、患者さまが高校野球の選手で、予選にどうしても出たいというケースで、侵襲性の高い手術を選択したら試合には間に合わない。そんな時にたとえ代打でも出場できるように治療を進めることが大事だと考えています。患者さまにとって何が大事なのかという視点です」(高江洲様)。
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リハビリテーション室全景

自分で痛みを管理するマッケンジー法

リハビリテーションを本格的にするために理学療法士の力が必要だったという高江洲様。同院のリハビリテーション室の室長で理学療法士である朝倉敬道様にもお話を伺いました。 朝倉様は、ドイツ筋骨格医学会認定マニュアルセラピスト、国際McKenzie(マッケンジー)協会認定療法士などの資格を持っています。 「マッケンジー法は、自分で痛みを管理するという考え方の治療法です。その方の症状に合ったセルフエクササイズの方法を見つけるということに主眼が置かれます。 例えば腰痛の8割は明確な原因が不明と言われていますが、患者さまの普段座っている姿勢、普段の行動、どうすると痛むかなど、詳しく聞くことで、どのような物理的なストレスが加わっているのかを分析します。その上で『動き方を処方する』のです」(朝倉様)。 世界30カ国あまりで使われているというマッケンジー法。他の治療で効果がなかった患者さまに効果がでているそうです。

物理療法機器をより効果的に利用

では、このような方法と物理療法機器はどのような関係で利用されているのでしょうか。 「痛みを強く感じている患者さまに、すぐに身体を動かしてというのは無理な話です。そこで徒手療法に加えて疼痛抑制効果の高い電気刺激装置を利用しています。フィジアスの場合は、ホット導子を使って患部を温めることにも利用しています」(朝倉様)。 オルソトラック ラセディアの機能にも満足しているというお話もいただきました。 「腰痛の患者さまの中には、ベッドに横になる、起き上がるという動作でも痛みを感じる方がいます。オルソトラック ラセディアは、座った状態から自動的に寝た状態になるので患者さまの負担が少ない点が評価できます。また、ヒーターが付いているのも良いと思います」(朝倉様)と高い評価をいただきました。牽引は徒手療法でも行うそうですが、組み合わせて利用しているそうです。 高齢の方の中には運動療法は怖いという方もいるそうで、物理療法機器はそういう方が治療を行う入口としても使われているということでした。 「患者さまから人気があるのはクワトロマーノです。私自身は、部位別にマッサージできるのが良いと思っています」(朝倉様)。 物理療法機器の導入時にはショールームで実際の機器を見たそうですが、クワトロマーノの揺れが少ないのには驚いたとのことです。「座っても沈み込みが殆どないので、高齢者でも安心です。以前使っていたものとはだいぶ違うと感心しました」(朝倉様)。 患者さまの症状や状況に合わせたリハビリを行うという大きな目的のために、さまざまな方法を組み合わせている「町田整形外科」の取り組み。その中でオージーウエルネスの製品の機能が役立っていることがよくわかる訪問となりました。
フィジアス / 左のフィジアスではホット導子を使用
主に腰椎牽引に使われるオルソトラック ラセディア。頸椎牽引にはオルソトラックを利用
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導入事例まとめ

・さまざまな治療やリハビリの中で物理療法機器を有効利用。 ・フィジアスは電気刺激に加え、ホット導子も導入。疼痛抑制に利用されている。 ・主に腰痛の方にオルソトラック ラセディアを使用。
町田整形外科
町田整形外科
東京都町田市森野2-7-7
http://machida-seikei.jp/
お話を伺った方
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院長
高江洲真様
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理学療法士 室長
朝倉敬道様
取材日:2014年11月14日