社会福祉法人 千里会 複合型特別養護老人ホーム ひだまり様 導入事例
福岡県北九州市小倉北区、大都会の中心部からほど近い街の中に2013年5月にオープンした特別養護老人ホーム「ひだまり」。副理事長の岩崎英俊様をはじめ、スタッフの皆さまにお話を伺いました。
「本当の意味で地域に開かれた施設、スタッフが集まりやすい施設にしたい」と語る岩崎様。介護現場で働く人を増やしていくために、より働きやすい環境を整えることを念頭に開設されたそうです。特別養護老人ホームを中心にグループホームやショートステイ、小規模多機能住宅が併設された同施設では、「さまざまな施設があることでスタッフが多くの経験を積むことができる」といいます。
また、街の中にあることで、職場として通いやすいという利点もあるそうです。JR城野駅、モノレール片野駅から徒歩数分という立地は、入居されている方のご家族にとっても「気軽に寄れる場所」になっているようで、仕事帰りなど、毎日のように面会に来る方もいらっしゃいます。
個浴での入浴に比べ介助者の負担も軽減しているというボランテエコ 現在4〜5名の方が利用されているジュスト
介護施設とはこういうものという決めつけをしたくなかったという岩崎様。「環境の良い施設、といえば緑が多い郊外部で閑静な佇まい、とイメージする方が多いと思いますが、例えば、施設が街の中にあるということは、都市部で暮らしてきた方にとっては、これまで育ってきた環境にそのまま住めるということですし、交通アクセスが良い、買い物が便利、適度ににぎやかで刺激がある、といったことも含めて、高齢者にとっても、ご家族の方にとっても良い環境であるといえる、と思います」。
「ひだまり」の1階には「地域交流サロン そら」が設けられていて、イベントや出張ショップなどが開かれています。2階の「トレインカフェ」、6階の「ひだまりホール」も家族の方や地域の方との交流のために利用されているそうです。
「この施設がある地域には約2,000人の(特別養護老人ホームへの)待機者がいらっしゃいます。ですから、私たちの施設は地域に開かれるべきなのです。在宅介護の方も施設介護の方も、ともに隔たりを感じることなく利用できる、ということも、ひだまりにおけるバリアフリーの一つだと考えています」と岩崎様の想いを伺いました。
ショートステイやグループホームでの利用が多いアダージオ。施設壁面に描かれたイラストレーター・黒田征太郎氏によるアート作品
「最新の介護浴槽を入れることで入浴者はもちろん、介助するスタッフの負担軽減につなげたかった」とオージーウエルネスの介護浴槽を選定された理由を語る岩崎様。また、「介護現場のさまざまなニーズに応えて、さらに安全性や使い勝手が向上したものを新しい製品として世に送り出してくれる企業だと期待しています」とオージーウエルネスへの印象をお話くださいました。
「ジュスト、アダージオ、ボランテエコと3機種あることで、利用者に合わせてお風呂が選べることが良い」と語るのは、実際に入浴介助をされるスタッフの方。ジュストについては、腰をかがめずに、入浴される方とコミュニケーションがとれるのが良いと利点をお話いただきました。ショートステイの方も、お風呂の種類が充実していることに驚かれるそうです。「他の施設からお風呂を見学に来られることもあります」というお話も伺いました。
入浴に関して利用者の身体状況に配慮して、事前に入浴が可能かどうかの問い合わせを受けることもあるそうですが、3機種それぞれの機能で幅広い対応ができるため、多くの場合、おことわりしなくてすむ、とのことです。
「利用者の方、スタッフも含めて全員が安全に入浴時間を過ごせるよう、常に学びの気持ちを持ち続けたいです」。
入浴する方はもちろん、介助する側の快適さも追求し続けるオージーウエルネスの介護浴槽への姿勢がお客さまに確実に伝わっていることを、あらためて認識でき る訪問となりました。
家族やスタッフとのコミュニケーションの場となっている「トレインカフェ」。
窓のすぐ外をJR線が走り子どもにも人気の場所
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・入浴介助の負担軽減を考えてオージーウエルネスの介護浴槽3機種を導入
・3機種あることで、ほとんどの方の入浴に対応できる
社会福祉法人 千里会
複合型特別養護老人ホーム ひだまり
福岡県北九州市小倉北区片野4-23-2
お話を伺った方
取材日:2014年1月20日